フィンの趣味

ネットで見つけられなかった自分の気持ちを書いていく。修正を繰り返すため、文章として崩壊している可能性あり。

人間の信頼の仕組みは進化していないと思うことについて

最近どころかもう一年近く更新していなかったのですが、久しぶりに記事を書いていこうと思います。

たまたま友人に久しぶりに会って話をする機会があったのですが、

「○○オンラインサロンに入っているだよね。」

と話をされたので、いろいろ調べてみたところ、

月額料金を入ってその会員と主催する有名人と繋がって何かをしていく、

コミュニティだそうです。

多分これを読んでいる方のほうがむしろ詳しいかもしれませんね。

これ以上は深堀りはしていきませんが、

この情報に触れてみて、人間は結局生活水準が上がっても同じことを

繰り返していると感じました。

昔の人間も、一人の指導者に従って生きてきたし、

今の時代も共和制とはいえ、代表は一人、または少数です。

村、宗教、国、どれを見ても結局は同じような仕組みでできているわけです。

変わったのは、技術や信頼の基準でしょうか、

昔は川を早く見つけた人が崇められてきたし、

宗教上のお偉いさんの言葉は絶対なんて時代も長くあったと思います。

今では、企業の創業者や有名人がSNSですごい発言力を持っている時代です。

(私は見ないので知りません)

なのにも関わらず、基本的な支配の構造には、変化がありません。

これについて3つの考察していきたいと思います。

 

・あんまり自分では考えたくない

 

人間というのは効率化したがるものです。面倒ごとは嫌いです。

面接でやりたいことがないけど適当に言ったり、なんならダラダラ暮らしたい。

そうほとんどの人が思っているはずです。

だからこそAIだって伸びているわけだし、

検索をした時だって、ほぼ上位の検索結果にしかアクセスしないことでしょう。

下位の検索結果ほとんどの人にとっては存在しないのと同義です。

代表というのは自分のビジョンを持って、彼らの代わりに考えてくれますし、

ついでに、恩恵を与えてくれます。

この人についていけば任せられるということです。

これ以上に選びやすいことはあるでしょうか?

 

・安心したい

ほとんどの人が孤独を嫌います。

一人で生きていくことはできても、一人で子孫は残せないですからね。

(老いてから隠居になるのは例外です。)

基本的には、二人以上のつながりを持って、生きています。

そして何より、今の時代は不安を煽るのが得意な方々がたくさんいます。

不安というのは、安全を証明しても完全に取り去ることはできません。

じゃあ不安をどう和らげていくか、そうなったときは、

繋がりを求めていくと思います。

その受け皿になっていくのが集団であり、指導者です。

 

・一度信頼したらほぼ揺らがない

 

不安を取り去ることはできませんが、

最初の信頼もなかなか取り去ることができません。

自分の人生の方針となった人間が悪いことをしているわけがないと信じていますし、

何より周りの人間はみんなルサンチマンに見えているからです。

指導者の圧倒的信頼のため、自分が所属しているという優越感もあるかもしれません。

指導者は、名声があり、みんなが崇めているし、

その人気をもって他人がもたらす疑惑を取り去ることが出来ます。

逆に言えば、名声を取り去るには、そいつが悪いやつだと、

確実の証明が必要なのです。

 

この3つの考察は時代や立場、技術進歩がいくら起きようとも、

人間である限り進化せず、昔からあるものだと考えています。

だからといって変わらないことが悪いとも思っていませんし、

オンラインサロンや他の支配体制を批判しているわけではありません。

それによって一人一人の仕事が明確になっているし非常の効率的であると言えるでしょう。

 

言いたいことがあるとすれば、

あなたは自分が置かれている状況を理解しているでしょうか?

俯瞰的に見ることが出来ていますか?

知らず知らずに、他人の考えを自分の考えだと思っていませんか?

あなたの選択は本当に自分が選んだのでしょうか?

脅かしているのではありません。

あなたが信じている人のほとんどはいい人たちでしょう。

ただ信仰はいつだって、自分の選択肢を奪っているということを理解してほしいのです。